言語聴覚士と認定補聴器技能者

言語聴覚士とは?

言語聴覚士(ST)は、厚生労働大臣の免許を受けて、言語や聴覚、音声、呼吸、認知、発達、摂食・嚥下に関わる障害に対して、その発現メカニズムを明らかにし、検査と評価を実施し、必要に応じて訓練や指導、支援などを行う国家資格の専門職です。

言語聴覚士は、医師や歯科医師の指示のもと、先天的または後天的な原因のため、ことばによるコミュニケーションに何らかの問題がある方々に、専門的なサービスを提供しています。具体的な業務としては、聴力や音声機能、言語機能の検査及び訓練や助言を行うほか、摂食や嚥下障害の問題にも専門的に対応しています。

言語聴覚士は、小児から高齢者まで幅広い方を支援します。その対象は多岐にわたり、脳卒中後の失語症、聴覚障害、ことばの発達の遅れ、声や発音の障害などです。

認定補聴器技能者とは?

補聴器を購入される方の使用目的、使用環境、希望価格等についての相談に応じ、補聴器の適合調整、補聴効果の確認及び使用指導を適切に行うことのできる、専門的な知識及び技能を有する補聴器販売従事者にテクノエイド協会が付与する民間資格です。

参考文献
八重洲出版「2023年版 よくわかる補聴器選び」
監修・著 関谷健一(関谷耳鼻咽喉科院長)より 
八重洲出版「2022年版 よくわかる補聴器選び」「耳鳴りなんかこわくない」
監修・著 関谷芳正(関谷耳鼻咽喉科副院長)より
https://www.yaesu-net.co.jp/YokuwakaruHochoki/?p=book-2022
一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会

回答
関谷耳鼻咽喉科 院長 関谷健一
関谷耳鼻咽喉科 言語聴覚士スタッフ一同