家族等がすべき具体的なサポートは何ですか。<ご家庭>
補聴器を通した音に慣れるのも、操作や管理をするのも時間と訓練が必要です。慣れるまではご一緒に操作していただき、保管や管理ができているかを確認していただけるとよいでしょう。また装用時間が短いと、十分な補聴効果が得られません。継続して補聴器の装用ができるよう、励ましてあげてください。
周囲ができること
- 顔を向けて話す
- 静かな環境で話す
- 近づいて話す
- ゆっくりと話す
- 普通の声の大きさで話す
*補聴器を付けている場合は、大声で話さなくても大丈夫
- 言い直しや言い換えをする
- 話し始めに注意を喚起する
慣れないときによくあること
- 音が出ないと思ったら、電池が切れていた(+と-を逆に入れていた)
→電池の確認 - 補聴器をどこに置いたか忘れてしまった
→家庭内で置き場所を決める - 補聴器を紛失してしまった
→紛失防止ストラップを着用する
*マスクの着用が増えてから紛失される方も増えています
参考文献
八重洲出版「2023年版 よくわかる補聴器選び」
監修・著 関谷健一(関谷耳鼻咽喉科院長)より
八重洲出版「2022年版 よくわかる補聴器選び」「耳鳴りなんかこわくない」
監修・著 関谷芳正(関谷耳鼻咽喉科副院長)より
https://www.yaesu-net.co.jp/YokuwakaruHochoki/?p=book-2022
一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会
回答
関谷耳鼻咽喉科 院長 関谷健一
関谷耳鼻咽喉科 言語聴覚士スタッフ一同